リウマチ

関節に腫れや痛み・変形・破壊などのダメージを与えてしまうリウマチは「一度なってしまうと、決して治らない病気」と思われがちです。

確かに、関節の変形や破壊が始まってしまうと、医学的な「完治」は今のところ無理と言われていますが、日常生活にあまり支障を感じない程度に症状が治まる「寛解」なら目指せる可能性があります。

そして、その寛解を目指すための手段のひとつとして、鍼治療が期待できるのです。

■ リウマチに対して鍼治療が有効な理由

リウマチの原因は、「自己免疫が何らかの理由で暴走し、関節の骨や軟骨などをなぜか敵とみなしてしまい、攻撃してしまう」というのが挙げられます。

鍼治療は免疫力にも大きく作用できる治療法なので、免疫力を正しい方向に高めて免疫暴走を抑え、リウマチの進行を抑制する作用が期待できると言えます。

また、鍼治療で血液やリンパ・気の流れを良くすることで自然治癒力が高まるので、その点でも痛みの軽減などが期待できます。

■ リウマチに対する鍼治療で刺激される場所の例

鍼治療を受ける

リウマチに対する鍼治療で刺激されるのは、「症状が出ている各関節に近い部分のツボと、それにつながる経絡に関わるツボ」が多いですね。

たとえば膝関節のリウマチには、膝下の内側にある「陰陵泉(インリョウセン)」だけでなく、経絡を整えるために、脛の内側やや下にある「中封(チュウフウ)」や、足首前面のくぼみにある「解谿(カイケイ)」などにも鍼をうたれることが多いです。

■ リウマチに対する鍼治療にかかる期間

リウマチは、寛解の可能性はあっても、「今後治療の必要が一切ない、完治状態」というのは見込めない関節病ですから、鍼治療においても、長い目で見る必要があります。

1回や2回の鍼治療で劇的な効果を期待するのは無理があり、最初の数ヵ月は週に1〜2回の施術が必要。そして、症状の改善が見られても鍼治療を完全にやめるのではなく、施術のペースを落としつつも、鍼治療を長く続けていく、ということが必要になります。

鍼治療は「リウマチを完治させるために有効な治療法」ではなく「進行を食い止め、現状の炎症や痛みを軽減する」というものなのです。

リウマチに対する鍼治療における注意点

リウマチに対する鍼治療の注意点としては、「鍼治療だけでリウマチを寛解させようとこだわるのはNG」というのが挙げられますね。

たとえば「リウマチに対して医師から処方された薬を飲むのを、自己判断でストップしてしまう」などというのは危険。

リウマチは一度進行してしまった部分については、ほとんど取り返せないからこそ、症状悪化の可能性がある「自己判断による勝手な治療中断」は絶対にやらない方がいいのです。

鍼治療を受けつつ、投薬治療も継続しながら様子を見て、「鍼治療による免疫の正常化や自己治癒力アップの作用によって、以前よりも軽い薬、少ない薬でも過ごせる」という状態をまず目指し、できれば最終的には、医師から投薬の必要がないと言われるくらいの状態に持っていけるのが理想的と言えます。

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