便秘に鍼治療が有効な理由・具体的な治療法など

女性の大きな悩みのひとつとして挙げられる「便秘」。

そんな便秘を改善するために、乳酸菌やオリゴ糖を試して頑張ってはいるものの効果がイマイチと感じている人や、「できるだけ薬には頼りたくない」という人にも、鍼治療はとてもおすすめです。

■ 便秘に対して鍼治療が有効な理由

鍼治療人体図

便秘に対して鍼治療が有効な理由は、「胃腸の働きを理想的に調整するツボなどを深くしっかり刺激できる」というのが挙げられます。

よく、便秘改善のためのマッサージとして、「おなか周りを、のの字にさするようにマッサージする」というのが有効だと言われています。おなか周辺には、胃腸の働きを調整するためのツボが数多く点在していますからね。

ですが、あのマッサージには大きな欠点があります。それは「強くもんだりするのは、胃腸や生殖器等まで圧迫してしまうためNGなので、やさしくさすることしかできない」ということ。つまり「ツボなどに対して弱い刺激しか与えられない」という状態なんです。

その点、内臓に不要な圧迫をかけることなく、ピンポイントでツボなどの有効箇所を深く刺激できる鍼治療は、効果のレベルと安全性の高さがまるで違う、というわけです。

■ 便秘に対する鍼治療で刺激される場所の例

便秘に対する鍼治療で刺激される場所としては、まず、お腹周りのツボとして、おへそから左右に指3本ほど移動したところにある「天枢(テンスウ)」や、その天枢からさらに指3本分ほど外側にある「大横(ダイオウ)」、天枢から指3本ほど下にある「大巨(ダイコ)」おへそから指5本ほど上に位置する「中かん(チュウカン)」などが挙げられます。

また、胃腸に働きかけるツボとしては、他にも人差し指と中指の谷間のやや中指側にある「第2二間(ダイニジカン)」や、膝のお皿の下から指4本分ほど下に行き、そこから少しだけ外側に移動したところにある「足三里(アシサンリ)」、足三里からさらに指3本分ほど下に行った「上巨虚(ジョウコキョ)」などがあります。

■ 便秘に対する鍼治療にかかる期間

便秘に対しての鍼治療がどのくらいの期間かかるかは、便秘の種類や重症度によって違ってきます。

一時的な環境変化等による一過性の便秘ならほんの数回程度で軽快することも多いですし、まだ薬に頼っていない段階の軽めの便秘も、1ヵ月以内にかなりの効果を感じられるケースが多いです。

しかし、便秘が完全に慢性化し、しかも「長期間便秘薬を服用していた」というような人は、腸が便秘薬による度重なる刺激で弱りきっているので、その腸の機能が回復するまでにかなりの期間を要します。

もちろん、最初の数回だけの鍼治療でも多少の効果は得られるでしょうが、「本当に自分の腸に、しっかりとした排便力がついてきた」というのを実感できるようになるまでには、数ヵ月〜それ以上の期間がかかると考えた方がいいでしょう。

便秘に対する鍼治療における注意点

便秘に対する鍼治療における最大の注意点は「できるだけ早く、便秘症状が重症化しないうちに鍼治療をスタートする」ということです。

鍼治療というのは「薬で無理やり体のメカニズムをコントロールする」というのとは違い、「内臓などに自然治癒力をつけて改善していく」というものですから、先ほども述べたとおり、「薬の長期間服用で腸がボロボロ」など、内臓の状態があまりにも悪いと、その回復にも相当な時間がかかってしまうのです。

「この程度の便秘で鍼治療なんて」と軽く見ないで、できるだけ早めに治療を受けましょう。

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