腰痛

腰痛は、肩こりと並んで、現代の国民病のひとつとも言える存在。そんな腰痛に対しても、鍼治療はかなりの有効性が期待できます。

■ 腰痛に対して鍼治療が有効な理由

腰の鍼治療

腰痛に対して鍼治療の有効性が期待できる大きな理由としては「鍼治療は、さまざまな腰痛の原因に対処できる」という点が大きいと言えます。

鍼は筋肉の結合組織をほぐしてやわらかくできるので「腰回りの筋肉に負担がかかり、筋肉が疲労で硬くなっている」というのに対処できるのはもちろんのこと、血行不良・冷えなどにも鍼治療は対応できるので、これらが原因となる腰痛治療にも効果的という理屈が成り立つわけです。

■ 腰痛に対する鍼治療で刺激される場所の例

肩こりに対する鍼治療で刺激されるツボの代表例としては、おへその真裏の背中側にある「命門(メイモン)」や、その命門から左右にそれぞれ指4本分ほど移動したところにある「志室(シシツ)」などが挙げられますが、それ以外にも、一見、腰とは関係ないように思える膝裏のツボ「委中(イチュウ)」や、外側のくるぶしの後ろ側にある「崑崙(コンロン)」などにも鍼がうたれることがあります。

もちろん、ツボ以外にも、触診で痛みが気になるところや筋肉の緊張が気になるところ、血のめぐりが悪くなっているところなどに複数の鍼がうたれることが多いですよ。

■ 腰痛に対する鍼治療にかかる期間

腰痛は、ほとんどの人が慢性化しているので、腰痛に対する鍼治療も基本的には「慢性の症状に対する施術」という考え方になります。最初の1回〜数回でかなり症状が改善することも多いですが、そこで鍼治療をやめると慢性化した腰痛はいずれまたぶり返してくる可能性が高いですよ。

「症状の改善と、良い状態になってからの維持」のために、長い目で鍼治療を続ける必要があるケースのほうが多い、と理解しておきましょう。

ただし、ぎっくり腰など、急性の腰痛の場合は、1回の鍼治療だけでもかなり痛みが軽減し、そこからさらに数回治療を加えれば、すっかり良くなって治療終了、となるケースが多いです。

腰痛に対する鍼治療における注意点

腰痛に対する鍼治療がおこなわれた後は、「腰に溜まっていた疲れが急激に放出される」などといった理由で、強い眠気を感じる人も居ます。

鍼治療後の眠気というのは、どの箇所を治療しても、それなりに出てくる可能性はありますが、その中でも腰痛に対する鍼治療は、眠気が出る可能性が高めと言えますので、「腰に対する鍼治療を受ける際は、できるだけ車で治療施設に向かうのを控える」という心がけをしておいた方が安心と言えるでしょう。

また、腰の症状がひどい人の場合、鍼治療後数日程度は、腰の重みやだるさの症状が出る、ということも多いです。これは鍼治療の刺激に体が反応している好転反応である可能性が高いので、あまり心配せず、しばらく様子を見ましょう。

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