アトピー・花粉症

アトピーや花粉症などのアレルギー性の疾患の治療は、「病院に行ってもステロイド治療薬をもらうだけ」など、対症療法が中心となっており、完治は難しいと考えられていますが、そんなアトピーや花粉症も、鍼治療によって改善できる可能性は大いにあります。

■ アトピー・花粉症に対して鍼治療が有効な理由

アトピー・花粉症に対して鍼治療の有効性が期待できる理由としては、「鍼治療は、免疫力を高めて正常化する作用が期待できるから」というのが大きいですね。

アトピーのかゆみや炎症、花粉症のくしゃみや鼻水・目のかゆみなどが出る理由は、免疫機能が誤作動・暴走を起こしていることにより、「攻撃する必要性がないものを攻撃して、その防御反応としてアレルギー症状が出る」という状態になっているからです。

ちなみに、「免疫が暴走している=免疫力が強すぎる」と思われがちですが、実はそうではなく、むしろ、「免疫が弱っているからこそ、過労で神経質になりすぎている人のように、正常な判断・働きができなくなっている」という感じです。

免疫力向上に役立つ鍼治療なら、「神経質になりすぎて誤作動・暴走を起こしている免疫機能を元気に正常な状態に戻す」という改善効果が期待できるわけですね。

また、アトピーの肌は新陳代謝が悪くなっているケースが多いですが、鍼治療による刺激で血液・リンパ・気の流れを良くすることで、新陳代謝を活性化する、という効果も期待できますよ。

■ アトピー・花粉症に対する鍼治療で刺激される場所の例

鍼治療

アトピーに対する鍼治療で刺激される場所は、本当に人によってさまざまです。皮膚症状をしっかりと診た上で、手・足・おなかあたりに位置する、免疫力や気の流れに関わる複数のツボに鍼をうつケースが多いですよ。

花粉症に対する鍼治療も、手・足・おなかに位置するツボに鍼をうつことが多いですが、それ以外にも、鼻水やくしゃみなどの「今ある症状」を緩和するために、眉頭と眉頭の間にある「印堂(インドウ)」をはじめ、顔や頭のツボにも鍼をうつケースがよくあります。

■ アトピー・花粉症に対する鍼治療にかかる期間

アトピー・花粉症に対する、「鍼治療の期間は、少なくとも数ヵ月以上」と考えておきましょう。花粉症の症状を一時的に改善する、というくらいなら1回の鍼治療でもある程度の効果が見込めますが、アトピーも花粉症も、根本的な改善のためには「免疫機能が正常で強い状態になる」という体質変化を待たなければいけないので、期間はどうしても長くなるのです。

また、「せっかく整えた免疫機能を維持していくため」という理由でも、頻度は少なめでも、長く鍼治療を利用することをおすすめします。

アトピー・花粉症に対する鍼治療における注意点

アトピーと花粉症に対する鍼治療における注意点ですが、まず、アトピーについては、「いきなりステロイド治療薬を自己判断でやめたりせず、鍼治療で改善するまでは、薬も並行して使う」ということを心がけましょう。

鍼治療による免疫力強化と自己治癒能力の向上作用が出てくると「体内の余分なものを排出する」という方向への働きが発生し、その際、一時的に皮膚症状がひどくなる場合があります。

これを抑えるのに、ステロイド薬があった方がいいのです。薬を無理にガマンしても、かゆさに耐えきれずかきむしって皮膚をボロボロにしてしまっては、台無しですからね。

次に、花粉症についての注意点としては、「できるだけ、花粉症の症状が本格化する前に鍼治療を受ける」というのが挙げられます。

花粉シーズン真っ盛りで、花粉症の症状が強く出過ぎている状態では、免疫の暴走もひどく、それを改善するのに時間がかかってしまうのです。「本格的な暴走を始める前に、正常運転を続けるための鍼治療を受ける」という感じにするのがおすすめですよ。

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