鍼治療QandA=自分で鍼治療はできる?できない?=

「自分でできるお灸とか、手軽に手に入れられる世の中なんだから、鍼治療だって自分でできるのでは?」と思う人も少なくありません。

さて、自分での鍼治療は、本当に可能なんでしょうか?今回はこの疑問についてお話しします!

■ ごくごく短い鍼での鍼治療なら不可能ではない!

鍼治療イメージ

さて、結論から言うと、自分での鍼治療は「ある程度の段階までなら可能」という感じです。

どういうことかというと、実は、市販で「鍼の長さが1〜2mm程度で、皮膚に貼りつけるパッチタイプの鍼=皮内鍼」というものが売られています。

この皮内鍼は、「皮下組織までしか鍼が入らないので、動いてもリスクが少ない」ということで、素人の使用も認められているのです。

ただし、皮内鍼の使用には、いくつかの注意点があります。

■ 皮内鍼使用の際の注意点

まずひとつは「鍼は必ず使い捨てにする」ということ。皮下組織までとは言え、体内に刺すものですから、何より衛生的であることが大切。

鍼がもったいないからといって、テープ部分を貼り替えて何度も使うというのは感染症などのリスクを飛躍的に高めてしまいますので、絶対にNGです。

もちろん、皮内鍼をうつ場所はあらかじめ清潔にしておくことも大切ですよ。

そして、注意点としてはもうひとつ、「ここに鍼をうてば効果があると、ある程度自分で分かっている時のみ使う」というのも挙げられます。

見当違いなところに鍼をうってしまうと、「治したい症状は改善せず、それどころか別の痛みや不快感が出てしまう」というリスクが高まりますからね。

ですから皮内鍼を使いたい人も、できることなら一度は鍼治療に行って、「鍼をうつべきポイント」を自分なりに知ってから使うことをおすすめします。

■ 自分で鍼を深く刺すのはやめよう!

「鍼治療を一度受けて、うつべき場所さえ分かれば、医療用の長い鍼を購入して、それを使って自分で刺せばいいのでは?」と思う人もいますが、これは非常にリスクが高いです

たとえ鍼をうつべき位置をきちんと知っていたとしても、人に鍼をうってもらうのと、自分でうつのとでは鍼をうつ角度も違ってきますので、鍼を深くうてばうつほど、角度や場所をミスした時のリスクは大きくなります。

自分でうってもいいのは、あくまで、鍼が短く、うち間違えたとしてもリスクが低い皮内鍼までです。医療用の鍼に、素人が手を出してはいけません!

こんな方法もおすすめ

というわけで、医療用の長い鍼は自己判断で使うべきではありません。

では皮内鍼以外に手はないのかというと、鍼をうつのとはちょっと違いますが、「普通に指でツボ等を刺激するよりも、効果的な刺激法」ならあります。

それは、爪楊枝の、とがっていない方で、ツボをグッと押す、という方法。もちろん、これで鍼治療と同等の効果を期待するのは無理ですが、それでも、この方法ならツボをかなりピンポイントで強く刺激できます。

息を吐きながら3秒、爪楊枝でグッと押して、息を吸いながら刺激をゆるめる、というのを何回か繰り返すと効果的ですよ。

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