鍼治療QandA=鍼治療で出血したり治療痕が残ってしまうことはある?=

鍼治療に使われる鍼は、注射針や採血の針などと比べてはるかに細いので、痛みを感じることはほとんどありません(ただし、ツボ等を深く刺激されることによる、ズーンと響くような感触がある場合もあります)。

ですが「たとえ細くても、何本も何十本も鍼をうったら、あちこちからポツポツ出血したり、内出血などの治療痕が残ってしまうのでは?」という点が心配な人も居るでしょう。この点については、どうなっているのでしょうか?

■ 血が出やすい場所もある!

鍼治療イメージ

では、結論から言いましょう。

鍼治療で出血したり、内出血などの治療痕が残る可能性は、残念ながらゼロではありません。

まず、出血についてですが、これは特に、頭のてっぺんにあるツボ・百会など、「血が溜まりやすい、よどみやすい場所」に鍼をうつと、その溜まっていた血が出てくる、という可能性は高くなります。

ちなみに余談ですが、鍼治療においては、こうした「溜まった血・よどんだ血」を排出するために、わざと出血させるという手を使うケースもまれにあります。これは刺絡(しらく)治療と言い、西洋医学の世界でも「針を刺したり皮膚を切開して、うっ血しているところを意図的に出血させる」などという理由でおこなわれている、医学的根拠のある治療法なのです。

ただし、鍼治療でいきなり刺絡治療がおこなわれることは、ほとんどありません。「何度か鍼治療をしても改善があまり見られず、その理由が血の溜まり・よどみにあると判断された場合に適用されることがある」という流れです。

刺絡治療ではない、通常の鍼治療においての出血は「首から上の、血液が集中している部分に鍼をうった際に、初回に多少出血する可能性がある」という感じです。

通常の鍼治療による皮膚の穴はとても小さいのですぐふさがりますから、たとえ少々出血したとしても、その出血が止まらずに困る、ということもありませんので心配無用ですよ。

あと、内出血などの治療痕については、本当に「毛穴レベルの大きさ」程度の痕は、通常の鍼治療で残ることもあります。

ですが本当に内出血の範囲が小さいので、1日〜数日もすれば見えなくなりますし、「服で隠れないところに、みっしりと高密度で鍼をうたれる」というケース以外は、治療痕は心配する必要はほとんどありません。

■ 美容目的の鍼治療は、念のため休前日に!

というわけで、鍼治療による出血や治療痕は、ほとんど心配ないレベルのものであると言えます。

ただし、「美肌目的で顔に高密度で鍼をうつ」という、いわゆる「美容鍼」を受ける場合は、「ごく小さな治療痕でも、むき出しの肌に密集していると、治療当日〜翌日ぐらいはそれが人目にも見えやすくなってしまう」というリスクが多少はありますので、初回治療は念のため休前日におこなうようにするのがおすすめです。

「初回治療時に出血も治療痕も問題なかった!」となれば、それ以降は休前日を選ばなくても大丈夫ですよ。

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