鍼治療QandA=鍼治療をやるべきではない状態・病気はある?=

鍼治療は、とても幅広い症状・病気に効果的な治療法ですが、「どんな状態・どんな病気であっても、鍼治療を受けるのがおすすめ」というわけではありません。

鍼治療をやるべきではない状態・病気というのがあるので、それを知っておきましょう。

■ 鍼治療をやるべきではない状態・病気

鍼治療人体図

鍼治療をやるべきではない状態・病気の例としては、まず「何らかの予防接種を受けた時」というのが挙げられます。

予防接種後は、予防接種によって体内に入れられたウイルスなどに対して免疫機能が大忙しで働くことになりますから、そこにさらに免疫機能を刺激する鍼治療を追加すると、負担がかかる可能性があるのです。ですからできれば、予防接種当日〜2日後ぐらいまでの間は、鍼治療を受けないようにしましょう。

鍼治療の禁忌症(鍼治療をすること自体が危険であると考えられる状態・病気)としては、急性伝染病・盲腸(急性虫垂炎)・重篤な心疾患・がん(悪性腫瘍)・破傷風・丹毒・血友病・壊血病・紫斑病・肺炎など高熱を発する病気・けがによる出血・骨折・皮膚病などが挙げられます。

また、妊娠初期の鍼治療も注意が必要です。妊娠初期の鍼治療は「何もかもやってはダメ」というわけではないのですが、妊娠中期以降なら刺激しても問題ないツボや経絡の一部が初期だけは禁忌となっている、など、かなりややこしい制限がありますので、妊娠初期の鍼治療のタブーをしっかり理解しているところ以外では、鍼治療は受けない方がいいでしょう。

あと、言うまでもありませんが、「お酒を飲んで酔っぱらっている」などという状態で鍼治療を受けるのも、絶対にNGです。

■ 鍼をうってはいけない場所もある

鍼治療と言えば、「体のあらゆるところに鍼をうつ」というイメージがありますが、そんな鍼治療でも、「鍼をうってはいけない場所」というのがいくつかあります。目玉やおへそなどが、それにあたりますね。

また、細菌感染などで起こる急性の炎症に対しても、患部に直接鍼をうつのは良くないと言われています。

あと「鍼をうってもいいけど、けっして深く刺してはいけないところ」としては、心臓・脊髄や延髄などの中枢神経・肺・腎臓・胸膜・大動脈などの太い血管などが挙げられます。

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