鍼治療を受ける際の心得

鍼治療に興味はあるものの、「鍼治療を受けるにあたって、何か心がけておくことはないのかどうか、それが分からない」といった理由で、ためらっている人も居ることでしょう。

ここでその疑問を解決します。

■ 楽な服装を心がけよう!

楽な服装の女性

鍼治療を受けるにあたって、まず心がけておいてもらいたいのが、「脱ぎ着に手間取るような、きつい服を着て行かない」ということです。Tシャツとゆったりしたボトムなど、楽に脱ぎ着できるものを着て行きましょう。

中には、鍼治療施術用の服を貸してくれるところもありますが、すべての鍼治療施設が、そうした服の貸し出しをしてくれるわけではありません。むしろ、そうした対応ができるところは現在のところは少数派と言えます。

あと、たまに「私は腕が痛いだけだから、腕まくりさえできれば、他の部分はきつくてもいいでしょう」というように解釈する人もいますが、これは間違い。

鍼治療は、不調がある場所だけでなく、経絡や反射区、さらには気の流れなども見て鍼をうつものですので、「一見、痛みや不快な症状とは無関係な場所にも鍼をうつ」というケースも少なくありません。

■ 飲酒は絶対にNG!

鍼治療を受ける前に飲酒する、というのは絶対にNGです。なぜかというと、アルコールの作用で血流が急激に変化して触診に支障が出たり、「お酒で顔色が赤くなって、顔色を見ての診察が正しくできなくなる」という可能性が高いからなんです。

「前日にお酒を飲んだことによる二日酔い」に対する鍼治療をしてくれるところは多いですが、「鍼治療を受ける日に飲酒した」という状態だと、診察や治療そのものを断られてしまう可能性が高いですよ。

あと、血流の変化と言えば、食事もちょっとだけ注意が必要です。 食後しばらくの間は、消化のために血流が変化しますから、食事はなるべく、鍼治療の2時間ほど前までに済ませておくことをおすすめします。

■ メイクやマニキュアにも注意が必要!

鍼治療の診察において、顔色や爪の状態を診る、ということも少なくありません。

メイクが濃いから、マニキュアを塗っているから、という理由で診察拒否をされることはほとんどありませんが、顔色や爪の状態の判断がきちんとできなくなってしまう可能性はあります。

診察時により正しい見立てをしてもらうためにも、鍼治療に行く際のメイクはなるべく薄いメイクを心がけ、マニキュアはきちんと落としておくことをおすすめします。

■ 口内環境に気をつけよう!

鍼治療を受けるにあたって、意外と思われるかもしれませんが、「口の中の環境を整えておく」というのも意外と大切です。

なぜなら、鍼治療は、診察時に舌の状態を診る「舌診(ぜっしん)」を行うケースも多いからなんですよ。

舌に色がついてしまうコーヒーなどの飲み物を鍼治療の前に飲まないようにする、というのはもちろんのこと、歯磨きするにあたっても、注意が必要です。

その注意点とは、「舌を歯ブラシなどでこすったりしない」ということ。

舌につくコケのような舌苔(ぜったい)を歯磨き時に歯ブラシや舌苔用ブラシでとる人もいますが、実は、この舌苔は、健康状態を判断する重要なバロメーターのひとつなんですよ。

ですから、日々の歯磨きで舌苔をとるのはいいですが、鍼治療に行く前の歯磨きでは、ありのままの健康状態を診てもらうために、あえてそのままにしておく方がおすすめなのです。

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